ペルーのF・サガスティ新暫定大統領が就任
ペルー国会は11月16日、マヌエル・メリーノ暫定大統領の15日の辞任を受けて急遽、政権首脳陣を選出。次期暫定大統領にモラード党所属のフランシスコ・サガスティ議員(76歳、元世銀勤務)を選んだ。サガスティは17日国会で宣誓し、就任した。
就任演説でサガスティは「国民の信頼と希望を取り戻すことが最優先課題だ」と強調した。 サガスティは国会でのマルティン・ビスカラ大統領解任投票時、解任に反対票を投じた。
第1副大統領に選ばれたミルタ・バスケス議員(拡大戦線)が国会議長を兼務する。第2、第3副大統領には、それぞれルイス・ロエル(人民行動党)、マティルデ・フェルナンデス(我々はペルー党)の両議員が選ばれた。
2016年に発足したクチンスキ保守政権は、クチンスキとビスカラが解任、メリーノが辞任。4人目のサガスティの下で、来年4月の次期大統領選挙を迎えることになる。7月28日、サガスティの任期は終わる。
モラード党は2017年11月結党、中道右翼路線。「モラード」には「暗紫色」の意味がある。
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