マチュピチュ観光が7か月半ぶりに再開
ペルーが誇る世界的観光名所、アンデス亜山脈山中にあるインカ・マチュピチュ遺跡が11月1日、観光客に久々に開放された。インカ帝国の首都だったクスコとマチュピチュを結ぶ鉄道の途中にあるオジャンタイタンボ遺跡も併せて開放されている。これは山の斜面に造られた巨大な遺跡だ。
マチュピチュ観光は、コロナ禍COVID19蔓延によりで3月半ばに停止されたが、約7カ月半ぶりの再開となった。観光当局は11月前半をペルー人の遺跡入場を無料にしており、普段は外国人で賑わう列車や遺跡はペルー人が目立つ。外国人は出入国、空路に依然制限が設けられている。
遺跡観光の規制も厳しい。列車は乗車客を30%に抑えており、全員がマスク・顔覆い着用、体温測定、消毒を義務付けられている。向かい合う4人掛け席は1人だけだ。
遺跡入場は、1日675人、1時間75人。集団はガイドを含めて8人以内、各自2メートルの距離を取り、集団間の間隔は20メートル以上とする。
観光は鉱業に続くペルーの重要産業だが、コロナ疫病で休止状態にあった。外貨をたっぷり稼ぐには、昨年までのように外国人の殺到が不可欠だが、早期には望めそうもない。
観光当局者は、開放は慎重に進めてゆくと強調している。
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